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Synopsis of the De immortalitate animae (by the transl. of G. Watson)

§ 1. The human soul lives for ever, because it is in the soul that a discipline is found
§ 2. A discipline could not belong to the soul if the soul were a harmony of the body. The soul is reason, or reason is in it, and therefore the soul lives for ever
§ 3-4. Not everything which moves is changed, but only a living reality can move without being changed. Intention can cause change without itself being changed
§ 5. The perpetuity of disciplines guarantees immortality of the soul
§ 6. The soul possesses truths (e.g., of mathematics) even unconsciously, and these are immortal
§ 7. Kinds of change in the soul
§ 8-9. In the soul as in other subjects there can be accidental changes without substantial change
§ 10. Meaning of “ratio”
§ 11. “Ratio” and soul are inseparable, and so soul is immortal
§ 12. Turning from ratio is a diminution. But a body may be infinitely lessened and not reach nothingness. Much more so, the, the soul.
§ 13. Being and “species”, form, beauty.
§ 14-15. No thing makes itself. What is not made and nevertheless exists is eternal. An incorporeal force holds the universe together.
§ 16. The soul is life and therefore cannot die.
§ 17. The soul is not a blending of elements in the body, as is shown by its contemplation of the intelligibles
§ 18. The soul cannot perish by lessening and it cannot perish through falsity
§ 19. The soul cannot perish through truly being
§ 20. The soul will not change into body because a) the soul does not wish it
§ 21. b) The soul cannot be forced to be a body by a body
§ 22. c) The soul cannot be forced to be a body by a soul in an animated body
§ 23. d) The soul cannot be forced to be a body by sleep
§ 24. e) The soul cannot be forced to be a body, because the body receives its form through the soul
§ 25. f) The soul cannot be changed into an irrational soul. Forms transmitted from above. Soul distinguished from extended body

Corpus fontium mentis medii aevi

ときどき参照するので、いちどまとめておきたいと思った原典集成の一覧作成。まず、全体の書誌情報はつぎのとおり。

『中世思想原典集成』上智大学中世思想研究所編, 全21巻 (東京: 平凡社, 1992-2002). 別タイトル: Corpus fontium mentis medii aevi

つぎに、各巻に所収の著作と訳者、ページ付けについて一覧する。

1. 小高毅 編訳監修『初期ギリシア教父』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」1 (東京: 平凡社, 1995). [877p]

『十二使徒の教え』杉崎直子訳: 23-45.
『ユダヤ人トリュフォンとの対話』久松英二訳: 47-98.
アンティオケイアのテオフィロス『アウトリュコスに送る』今井知正訳: 99-196.
エイレナイオス『使徒たちの使信の説明』小林稔・小林玲子訳: 197-282.
アレクサンドレイアのクレメンス『ストロマテイス』秋山学訳: 283-416.
アレクサンドレイアのクレメンス『救われる富者は誰か』秋山学訳: 417-466.
ローマのヒッポリュトス『ノエトス駁論』小高毅訳: 467-494.
オリゲネス『創世記講話・出エジプト記講話・民数記講話』小高毅訳: 495-630.
グレゴリオス・タウマトゥルゴス『信仰告白・テオポンポスへ──神における受苦と不受苦について』小高毅訳: 631-658.
オリュンポスのメトディオス『シュンポシオン(饗宴)あるいは純潔性について』出村和彦・出村みや子訳: 659-696.
カイサレイアのエウセビオス『福音の論証』久松英二訳: 697-766.
アレクサンドレイアのアタナシオス『アントニオス伝』小高毅訳: 767-847.

2. 宮本久雄 編訳監修『盛期ギリシア教父』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」2 (東京: 平凡社, 1992). [687p]

総序 宮本久雄
アレイオス『書簡集』小高毅訳: 23-42
アレクサンドレイアのアレクサンドロス『すべての司教への手紙』小高毅訳: 43-52
カイサレイアのエウセビオス『教区の信徒への手紙』小高毅訳: 53-64
アタナシオス『言の受肉』小高毅訳: 65-140
エルサレムのキュリロス『洗礼志願者のための秘義教話』大島保彦訳: 141-170
バシレイオス『修道士大規定』桑原直己訳: 171-280
バシレイオス『ヘクサエメロン』出村和彦訳: 281-302
バシレイオス『書簡集』出村和彦訳: 303-328
ナジアンゾスのグレゴリオス『神学講話』荻野弘之訳: 329-414
ナジアンゾスのグレゴリオス『クレドニオスへの第一の手紙』小高毅訳: 415-430
ニュッサのグレゴリオス『「雅歌」講話』宮本久雄訳: 431-482
ニュッサのグレゴリオス『人間創造論』秋山学訳: 483-504
ニュッサのグレゴリオス『教理大講話』篠崎榮訳: 505-612
ヨアンネス・クリュソストモス『神の把握しがたさについて』神崎繁訳: 613-686

3. 大森正樹 編訳監修『後期ギリシア教父・ビザンティン思想』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」3 (東京: 平凡社, 1994). [975p]

総序 大森正樹
エウアグリオス・ポンティコス『修行論』佐藤研訳: 29-81
ネストリオス『アレクサンドレイアのキュリロスへの第二の手紙』小高毅訳: 83-96
アレクサンドレイアのキュリロス『書簡集』小高毅訳: 97-138
アレクサンドレイアのキュリロス『キリストはひとりであること』小高毅訳: 139-229
偽マカリオス『説教集』土橋茂樹訳: 231-273
偽マカリオス『大書簡』土橋茂樹訳: 275-337
ディオニュシオス・アレオパギテス『天上位階論』今義博訳: 339-437
ディオニュシオス・アレオパギテス『神秘神学』今義博訳: 439-460
ディオニュシオス・アレオパギテス『書簡集』月川和雄訳: 461-498
ヨアンネス・クリマクス『楽園の梯子』手塚奈々子訳: 499-540
証聖者マクシモス『愛についての四〇〇の断章』谷隆一郎訳: 541-588
ダマスコスのヨアンネス『知識の泉』小高毅訳: 589-716
ストゥディオスのテオドロス『聖画像破壊論者への第一の駁論』鳥巣義文訳: 717-744
新神学者シメオン『一〇〇の実践的・神学的主要則』篠崎榮訳: 745-781
ミカエル・プセロス『書簡・哲学小論集』高橋英海訳: 783-806
グレゴリオス・パラマス『聖なるヘシュカスト(静寂主義者)のための弁護』大森正樹訳: 807-874
グレゴリオス・パラマス『講話集』大森正樹訳: 875-897
ニコラオス・カバシラス『聖体礼儀註解』市瀬英昭訳: 899-947

4. 加藤信朗 編訳監修『初期ラテン教父』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」4 (東京: 平凡社, 1999). [1287p]

総序 K. リーゼンフーバー
テルトゥリアヌス『洗礼について』佐藤吉昭訳: 33-76
テルトゥリアヌス『魂の証言について』佐藤吉昭訳: 77-96
テルトゥリアヌス『殉教者たちへ』佐藤吉昭訳: 97-116
ノウァティアヌス『貞操の賜物について』塩谷惇子訳: 117-136
キュプリアヌス『主の祈りについて』吉田聖訳: 137-178
キュプリアヌス『カトリック教会の一致について』吉田聖訳: 179-210
キュプリアヌス『背教者について』吉田聖訳: 211-248
キュプリアヌス『善行と施しについて』吉田聖訳: 249-278
キュプリアヌス『死を免れないことについて』吉田聖訳: 279-304
ラクタンティウス『神の怒りについて』高橋英海訳: 305-388
マリウス・ウィクトリヌス『アリウス主義者カンディドゥスのウィクトリヌスへの手紙・アリウス主義者カンディドゥスへの手紙』高橋雅人訳: 389-432
マリウス・ウィクトリヌス『讃歌』田坂さつき訳: 433-468
ポワティエのヒラリウス『三位一体論・讃歌』出村和彦訳: 469-532
アンブロシウス『エクサメロン』荻野弘之訳: 533-600
ヒエロニュムス『最初の隠修士パウルスの生』荒井洋一訳: 601-634
ヒエロニュムス『書簡集』荒井洋一訳: 635-734
プルデンティウス『アポテオシス』加藤武訳: 735-828
ノラのパウリヌス『歌謡三一』加藤武訳: 829-882
スルピキウス・セウェルス『聖マルティヌス伝』橋本龍幸訳: 883-924
ペラギウス『デメトリアスへの手紙』鎌田伊知郎訳: 925-978
アウグスティヌス『三位一体論』加藤信朗・上村直樹訳: 979-1084
アウグスティヌス『修道規則』篠塚茂訳: 1085-1106
ヨハネス・カッシアヌス『霊的談話集』市瀬英昭訳: 1107-1150
アクイタニアのプロスペル『ルフィヌスへの手紙』樋笠勝士訳: 1151-1182
レオ一世『書簡二八──コンスタンティノポリスのフラウィアヌスへの手紙(レオのトムス)』加藤和哉訳: 1183-1202
アルルのカエサリウス『修道士のための戒律・修道女のための戒律』又野聡子訳: 1203-1286

5. 野町啓 編訳監修『後期ラテン教父』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」5 (東京: 平凡社, 1993). [669p]

総序 野町啓
ボエティウス『ポルフュリウス「イサゴーゲー」註解』石井雅之訳: 21-168
ボエティウス『三位一体論』坂口ふみ訳: 169-194
ボエティウス『エウテュケスとネストリウス駁論』坂口ふみ訳: 195-238
ヌルシアのベネディクトゥス『戒律』古田暁訳: 239-328
カッシオドルス『綱要』田子多津子訳: 329-418
ブラガのマルティヌス『田舎者たちへの訓戒』須藤和夫・別宮幸徳訳: 419-440
グレゴリウス一世『対話』矢内義顕訳: 441-504
セビリャのイシドルス『語源』兼利琢也訳: 505-566
セビリャのイシドルス『著名者列伝』兼利琢也訳: 567-600
トレドのイルデフォンスス『著名者列伝』兼利琢也訳: 601-622
リギュジェのデフェンソル『火花の書』兼利琢也訳: 623-668

6. 大谷啓治 編訳監修『カロリング・ルネサンス』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」6 (東京: 平凡社, 1992). [765p]

総序 大谷啓治
ボニファティウス『書簡集』梶山義夫訳: 23-48
ベーダ・ウェネラビリス『福音書説教集』伊能哲大・須藤和夫訳: 49-82
ベーダ・ウェネラビリス『事物の本性について』別宮幸徳訳: 83-116
アルクイヌス『文法学』山崎裕子訳: 117-132
アルクイヌス『ヨーク教会の司教、王ならびに聖人たちについて』別宮幸徳訳: 133-144
カール大帝『書簡集』大谷啓治訳: 145-152
テオドゥルフス『詩歌集』佐藤直子・長谷川星舟訳: 153-170
アゴバルドゥス『神の判決について』大谷啓治訳: 171-200
ヒルドゥイヌス『聖ディオニュシウスの生涯』今義博訳: 201-242
ラバヌス・マウルス『聖職者の教育について』鈴木宣明訳: 243-260
ラバヌス・マウルス『事物の本性について』熊地康正訳: 261-288
ラバヌス・マウルス『霊魂論』大谷啓治訳: 289-314
オルレアンのヨナス『王の教育について』三上茂訳: 315-378
フレデギスス『無と闇の実在について』山崎裕子訳: 379-394
ヴァラフリド・ストラボ『ヴェッティヌスの幻視』神崎忠昭訳: 395-436
フェリエールのルプス『書簡集』水戸博之訳: 437-472
ヨハネス・エリウゲナ『ベリフュセオン』今義博訳: 473-632
ノートケル『讃歌集』岩本潤一・平林冬樹訳: 633-716
エルフリック『対話』大谷啓治訳: 717-734
エルフリック『説教集』渡部昇一訳: 735-764

7. 古田暁 編訳監修『前期スコラ学』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」7 (東京: 平凡社, 1996). [953p]

総序 古田暁
ペトルス・ダミアニ『書簡一一七──聖なる純朴について』矢内義顕訳: 27-46
カンタベリーのアンセルムス『モノロギオン』古田暁訳: 47-172
カンタベリーのアンセルムス『プロスロギオン』古田暁訳: 173-248
カンタベリーのアンセルムス『言の受肉に関する書簡(初稿)』古田暁訳: 249-272
カンタベリーのアンセルムス『哲学論考断片(ランベス写本五九)』古田暁訳: 273-310
カンタベリーのアンセルムス『瞑想』古田暁訳: 311-334
ランのアンセルムス『命題集』古川勲訳: 335-358
ロスケリヌス『アベラルドゥスへの手紙』矢内義顕訳: 359-388
シャンポーのギヨーム『命題集』樋笠勝士訳: 389-432
ペトルス・アベラルドゥス『ポルフュリウス註釈(イングレディエンティブス)』清水哲郎訳: 433-500
ペトルス・アベラルドゥス『然りと否』大谷啓治訳: 501-524
ペトルス・アベラルドゥス『倫理学』大道敏子訳: 525-586
ホノリウス・アウグストドゥネンシス『不可避なこと』山崎裕子訳: 587-640
ペトルス・ウェネラビリス『書簡集』須藤和夫訳: 641-664
ペトルス・ウェネラビリス『奇跡について』杉崎泰一郎訳: 665-700
ペトルス・ロンバルドゥス『命題集』山内清海訳: 701-742
ムランのロベルトゥス『命題集』中村秀樹訳: 743-810
ドミニクス・グンディサリヌス『哲学の区分』三浦伸夫訳: 811-876
ブロワのペトルス『キリスト教的友愛について、および神への愛と隣人愛について』樋笠勝士訳: 877-930

8. 岩熊幸男 編訳監修『シャルトル学派』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」8 (東京: 平凡社, 2002). [1041p]

総序 岩熊幸男
シャルトルのフルベルトゥス『詩集』杉崎泰一郎訳: 33-66
シャルトルのベルナルドゥス『プラトン註釈』伊藤博明訳: 67-194
ギルベルトゥス・ポレタヌス『ボエティウス「デ・ヘブドマディブス」註解』伊藤博明・富松保文訳: 195-267
コンシュのギョーム『宇宙の哲学』神崎繁・金澤修・寺本稔訳: 269-404
コンシュのギョーム『プラトン・ティマイオス逐語註釈』大谷啓治訳: 405-436
シャルトルのティエリ『六日の業に関する論考』井澤清訳: 437-473
シャルトルのティエリ『ヘプタテウコン(七自由学芸の書)』井澤清訳: 475-482
ベルナルドゥス・シルヴェストリス『コスモグラフィア(世界形状誌)』秋山学訳: 483-580
ソールズベリーのヨハネス『メタロギコン』甚野尚志・中澤務・F. ペレス訳: 581-844
アラスのクラレンバルドゥス『創世記についての小論考』須藤和夫訳: 845-885
アラヌス・アブ・インスリス『アンティクラウディアヌス』秋山学・大谷啓治訳: 887-1022

9. 泉治典 編訳監修『サン=ヴィクトル学派』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」9 (東京: 平凡社, 1996). [727p]

総序 泉治典
サン=ヴィクトルのフーゴー『ディダスカリコン(学習論)──読解の研究について』五百旗頭博治・荒井洋一訳: 25-199
サン=ヴィクトルのフーゴー『魂の手付け金についての独語録』別宮幸徳訳: 201-240
サン=ヴィクトルのアダム『セクエンティア集』平林冬樹訳: 241-347
サン=ヴィクトルのアカルドゥス『神の一性と被造物の多数性について』川添信介訳: 349-379
サン=ヴィクトルのリカルドゥス『大ベニヤミン──観想の恩寵について』泉治典訳: 381-513
サン=ヴィクトルのリカルドゥス『三位一体論』小高毅訳: 515-554
サン=ヴィクトルのリカルドゥス『力強い愛の四つの段階について』荒井洋一訳: 555-598
サン=ヴィクトルのアンドレアス『七書註解』須藤和夫訳: 599-636
サン=ヴィクトルのゴドフロワ『哲学の泉』中川純男訳: 637-708

10. 矢内義顕 編訳監修『修道院神学』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」10 (東京: 平凡社, 1997). [725p]

総序 矢内義顕
フェカンのヨハネス『神学的告白』矢内義顕訳: 29-46
カンタベリーのランフランクス『書簡集』矢内義顕訳: 47-58
カンタベリーのアンセルムス『書簡三七』矢内義顕訳: 59-67
カンタベリーのエアドメルス『聖母マリアの御やどりについて』矢内義顕訳: 69-98
ドイツのルペルトゥス『ヨハネ福音書註解』矢内義顕訳: 99-150
シトー会『愛の憲章(後期の)』神崎忠昭訳: 151-178
イニーのグエリクス『説教集』高橋正行・矢内義顕訳: 179-218
グイゴ『シャルトルーズ修道院慣習律』高橋正行・杉崎泰一郎訳: 219-290
サン=ティエリのギヨーム『愛の本性と尊厳について』高橋正行・矢内義顕訳: 291-346
サン=ティエリのギヨーム『神の観想について・ギヨーム師の祈り』高橋正行・矢内義顕訳: 347-379
サン=ティエリのギヨーム『コンシュのギヨームの誤謬について──ベルナルドゥスへの手紙』高橋正行・矢内義顕訳: 381-398
クレルヴォーのベルナルドゥス『主日・祝日説教集』古川勲訳: 399-453
クレルヴォーのベルナルドゥス『ギヨーム修道院長への弁明』杉崎泰一郎訳: 455-489
クレルヴォーのベルナルドゥス『恩恵と自由意思について』梶山義夫訳: 491-542
ハーフェベルクのアンセルムス『修道参事会員の身分のための弁明書簡』梶山義夫訳: 543-584
イサアク・デ・ステラ『魂についての書簡』高橋正行・矢内義顕訳: 585-614
リーヴォーのアエルレドゥス『霊的友愛について』矢内義顕訳: 615-694

11. 竹下政孝 編訳監修『イスラーム哲学』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」11 (東京: 平凡社, 2000). [1161p]

総序 竹下政孝
キンディー『知性に関する書簡』竹下政孝訳: 37-48
ファラービー『有徳都市の住民がもつ見解の諸原理』竹下政孝訳: 49-169
ファラービー『知性に関する書簡』竹下政孝訳: 171-195
イフワーン・アッサファー『イフワーン・アッサファー書簡集』菊地達也訳: 197-262
キルマーニー『知性の安息』菊地達也訳: 263-337
イブン・シーナー『救済の書』小林春夫訳: 339-406
ガザーリー『イスラーム神学綱要』中村廣治郎訳: 407-594
ガザーリー『光の壁龕』中村廣治郎訳: 595-663
イブン・バーッジャ『孤独者の経綸』竹下政孝訳: 665-761
イブン・バーッジャ『知性と人間の結合』竹下政孝訳: 763-793
イブン・トゥファイル『ヤクザーンの子ハイイの物語』垂井弘志訳: 795-890
イブン・ルシュド『矛盾の矛盾』竹下政孝訳: 891-1018
アヴェロエス(イブン・ルシュド)『霊魂論注解』花井一典・中澤務訳: 1019-1102
スフラワルディー『光の拝殿』小林春夫訳: 1103-1145

12. 坂口昂吉 編訳監修『フランシスコ会学派』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」12 (東京: 平凡社, 2001). [1047p]

総序 坂口昂吉
フィオーレのヨアキム『新約と旧約の調和の書』宮本陽子訳: 33-54
アッシジのフランチェスコ『公認された会則・信者宛書簡一・信者宛書簡二・遺言』坂口昂吉訳: 55-90
ヘールズのアレクサンデル『神学大全』小高毅訳: 91-196
パドヴァのアントニウス『主日説教集・祝日説教集』伊能哲大訳: 197-272
ヨークのトマス『説教──われらの主イエス・キリストの受難について』鎌田伊知郎訳: 273-296
トゥルネのギルベルトゥス『平和について』神崎忠昭訳: 297-390
ボナヴェントゥラ『すべての者の唯一の教師キリスト』三上茂訳: 391-428
ボナヴェントゥラ『無名の教師に宛てた三つの問題についての書簡』三上茂訳: 429-450
ボナヴェントゥラ『諸学芸の神学への還元』伊能哲大・須藤和夫訳: 451-474
ボナヴェントゥラ『討論問題集──キリストの知について』長倉久子訳: 475-518
ボナヴェントゥラ『命題集註解』須藤和夫訳: 519-704
ロジャー・ベイコン『大著作』高橋憲一訳: 705-762
ヤコポーネ・ダ・トーディ『讃歌』須賀敦子訳: 763-852
アクアスパルタのマタエウス『定期討論集──認識について』須藤和夫訳: 853-924
ペトルス・ヨハニス・オリヴィ『受肉と贖罪についての問題集』神崎忠昭訳: 925-1017

13. 箕輪秀二 編訳監修『盛期スコラ学』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」13 (東京: 平凡社, 1993). [845p]

総序 K. リーゼンフーバー
ディナンのダヴィド『クアテルヌリ(小四部作)──区分について』塩田睦訳: 25-52
オーセールのギヨーム『黄金大全』山内清海訳: 53-96
オーヴェルニュのギヨーム『三位一体論』宮内久光訳: 97-160
フィリップス『善についての大全』渡部菊郎訳: 161-214
ロバート・グロステスト『物体の運動と光』降旗芳彦訳: 215-224
ロバート・グロステスト『真理論』降旗芳彦訳: 225-244
ロバート・グロステスト『命題の真理』降旗芳彦訳: 245-250
ロバート・グロステスト『神の知』降旗芳彦訳: 251-256
バルトロマエウス・アングリクス『事物の属性について』多井一雄訳: 257-316
ボーヴェのウィンケンティウス『大きな鏡』須藤和夫・多井一雄訳(岩本潤一訳註): 317-368
アルベルトゥ・マグヌス『形而上学』宮内久光訳: 369-426
アルベルトゥ・マグヌス『ディオニュシウス神秘神学註解』須藤和夫訳: 427-510
アルベルトゥ・マグヌス『動物論』小松真理子訳(岩本潤一訳註): 511-540
シュトラスブルクのウルリヒ『最高善について』須藤和夫・渡部菊郎訳: 541-612
ブラバンのシゲルス『世界の永遠性について』八木雄二・矢玉俊彦訳: 613-642
エティエンヌ・タンピエ『一二七〇年の非難宣言・一二七七年の禁令』八木雄二・矢玉俊彦訳: 643-678
ガンのヘンリクス『任意討論集』八木雄二・矢玉俊彦訳: 679-736
アエギディウス・ロマヌス『哲学者たちの誤謬』箕輪秀二訳: 737-784
フライベルクのディートリヒ『至福直観について』渡部菊郎訳: 785-823

14. 山本耕平 編訳監修『トマス・アクィナス』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」14 (東京: 平凡社, 1993). [851p]

総序 山本耕平
トマス・アクィナス『聖書の勧めとその区分』竹島幸一訳: 27-52
トマス・アクィナス『聖書の勧め』竹島幸一訳: 53-64
トマス・アクィナス『存在者と本質について』須藤和夫訳: 65-112
トマス・アクィナス『ボエティウス三位一体論註解』松田禎二訳: 113-198
トマス・アクィナス『ボエティウス デ・ヘブドマディブス註解』山本耕平訳: 199-250
トマス・アクィナス『命題論註解』山本耕平訳: 251-336
トマス・アクィナス『形而上学註解』有働勤吉・中山浩二郎訳: 337-502
トマス・アクィナス『知性の単一性について──アヴェロエス主義者たちに対する論駁』水田英実訳: 503-584
トマス・アクィナス『離存的実体について(天使論)』八木雄二・矢玉俊彦訳: 585-718
トマス・アクィナス『使徒信条講話』竹島幸一訳: 719-806
トマス・アクィナス『種々の敬虔な祈り』竹島幸一訳: 807-826
トマス・アクィナス『兄弟ヨハネスへの学習法に関する訓戒の手紙』竹島幸一訳: 827-850

15. 冨原眞弓 編訳監修『女性の神秘家』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」15 (東京: 平凡社, 2002). [1061p]

総序 冨原眞弓
ビンゲンのヒルデガルト『スキヴィアス(道を知れ)』佐藤直子訳: 31-306
『隠遁修道女戒律』井野崎千代子訳: 307-355
ハデウェイヒ『幻視』鳥井裕美子訳: 357-409
ナザレトのベアトレイス『愛の七段階』国府田武訳: 411-428
マクデブルクのメヒティルト『神性の流れる光』小竹澄栄訳: 429-466
マルグリット・ドワン『鏡』細川哲士訳: 467-484
ハッケボルンのメヒティルト『特別な恩寵の書』梅原久美子訳: 485-574
フォリーニョのアンジェラ『幻視と教えの書』冨原眞弓訳: 575-602
ヘルフタのゲルトルート『神の愛の使者』小竹澄栄訳: 603-670
マルグリット・ポレート『単純な魂の鏡』中原暁彦訳: 671-700
クリスティーネ・エーブナー『溢れる恩寵についての書』小竹澄栄訳: 701-765
マルガレータ・エーブナー『主の祈り』高橋由美子訳: 767-776
スウェーデンのビルギッタ『天使の説教』平林冬樹訳(冨原眞弓解説): 777-838
ノリッジのジュリアン『神の愛の啓示』川中なほ子訳: 839-890
シエナのカタリナ『書簡集』平林冬樹訳: 891-950
マージェリー・ケンプ『マージェリー・ケンプの書』松井倫子訳: 951-991
ローマのフランチェスカ『幻視』前之園幸一郎訳: 993-1020
ジェノヴァのカタリナ『煉獄論』伊藤博明訳: 1021-1043

16. 木村直司 編訳監修『ドイツ神秘思想』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」16 (東京: 平凡社, 2001). [977p]

総序 木村直司
『ザンクト・トルートペルトの雅歌』香田芳樹訳: 23-40
ザクセンのヨルダヌス『書簡集』岡守喜代訳: 41-60
アウクスブルクのダーヴィト『祈りの七つの階梯』香田芳樹訳: 61-84
アウクスブルクのダーヴィト『主の祈り』香田芳樹訳: 85-106
レーゲンスブルクのベルトルト『説教二──五つのタラントンについて』香田芳樹訳: 107-136
『シュヴァルツヴァルト説教集』香田 芳樹訳: 137-150
マイスター・エックハルト『主の祈り講解』中山善樹訳: 151-174
マイスター・エックハルト『命題集解題講義(コラティオ)』中山善樹訳: 175-188
マイスター・エックハルト『一二九四年の復活祭にパリで行われた説教』中山善樹訳: 189-204
マイスター・エックハルト『聖アウグスティヌスの祝日にパリで行われた説教』中山善樹訳: 205-218
マイスター・エックハルト『パリ討論集』中山善樹訳: 219-260
マイスター・エックハルト『集会の書(シラ書)二四章二三―三一節についての説教と講解』中山善樹訳: 261-320
マイスター・エックハルト『三部作への序文』中山善樹訳: 321-354
マイスター・エックハルト『高貴なる人間について』中山善樹訳: 355-370
ビベラハのルドルフ『永遠性に至る七つの道について』和田義浩訳: 371-410
シェトラスブルクのニコラウス『説教集』岡裕人訳: 411-430
グリュンディヒのエックハルト『能動知性と可能知性について』香田芳樹訳: 431-452
『霊的貧しさについての書』木村直司訳: 453-484
『知的魂の楽園』小竹澄栄訳: 485-528
ハインリヒ・ゾイゼ『永遠の知恵の書』橋本裕明訳: 529-572
ヨハネス・タウラー『説教集』橋本裕明訳: 573-662
ザクセンのルドルフス『キリストの生涯』佐藤直子訳: 663-696
ルールマン・メルスヴィン『新たなる人生の始まりの四年』岡裕人訳: 697-724
リンダウのマルクヴァルト『十戒の書』香田芳樹訳: 725-742
リンダウのマルクヴァルト『ドイツ語説教集』香田芳樹訳: 743-760
トーマス・ポイントナー『救いに満ちた死を迎える技法』高橋由美子訳: 761-786
カストルのヨハネス『神との一致について』佐藤直子訳: 787-858
ヴァーキングのベルナルドゥス『〈ドクタ・イグノランティア〉の讃美、またそれに対する愛への招待』八巻和彦訳: 859-874
カルトゥジア会のディオニュシウス『先行する諸著作における主要な困難についての必要最小限の解決』八巻和彦訳: 875-920
(偽)フリューエのニコラウス『巡礼者の書』高寛八訳: 921-976

17. 小山宙丸 編訳監修『中世末期の神秘思想』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」17 (東京: 平凡社, 1992). [677p]

総序 小山宙丸
リチャード・ロウル『愛の火』道躰滋穂子訳: 23-108
『無知の雲』の著者『秘かなる勧告の書』小黒昌一・木村哲夫・関村正人訳: 109-152
ウォルター・ヒルトン『完徳に関する八章』氷室美佐子訳: 153-174
ウォルター・ヒルトン『天使の歌』氷室美佐子訳: 175-184
ウォルター・ヒルトン『完徳の階梯』野中涼訳: 185-262
ヤン・ファン・ルースブルーク『霊的婚姻』柴田健策訳: 263-276
ヤン・ファン・ルースブルーク『「燦めく石」あるいは「指環」について』柴田健策訳: 277-318
トマス・ア・ケンピス『貧者の宿』兼利琢也・小阪康治訳: 319-350
ヘンドリク・ヘルプ『完徳への人間の過程』安中隆徳・兼利琢也・土屋睦廣・和田義浩訳: 351-402
ジャン・ジェルソン『神秘神学』上野正二・八巻和彦訳: 403-492
ニコラウス・クザーヌス『創造についての対話』酒井紀幸訳: 493-536
ニコラウス・クザーヌス『知恵に関する無学者の対話』小山宙丸訳: 537-576
ニコラウス・クザーヌス『信仰の平和』八巻和彦訳: 577-644
ニコラウス・クザーヌス『テオリアの最高段階について』佐藤直子訳: 645-676

18. 稲垣良典 編訳監修『後期スコラ学』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」18 (東京: 平凡社, 1998). [923p]

総序 稲垣良典
ライムンドゥス・ルルス『愛する者と愛された者についての書』西澤龍生・野村銑一訳: 25-100
フォンテーヌのゴドフロワ『任意討論集』加藤雅人訳: 101-164
ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス『命題集註解(オルディナティオ)第一巻』八木雄二訳: 165-216
ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス『命題集註解(オルディナティオ)第二巻』渋谷克美訳: 217-316
ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス『任意討論集』八木雄二訳: 317-350
ヨハネス・ドゥンス・スコトゥス『第一原理についての論考』小川量子訳: 351-448
ペトルス・アウレオリ『「命題集」第一巻註解』川添信介訳: 449-498
パドヴァのマルシリウス『平和の擁護者』稲垣良典訳: 499-546
ウィリアム・オッカム『「命題集」第一巻註解(オルディナティオ)』清水哲郎訳: 547-628
ウィリアム・オッカム『アリストテレス命題論註解』大鹿一正訳: 629-672
ウィリアム・オッカム『未来の偶然事に関する神の予定と予知についての論考』清水哲郎訳: 673-724
ウィリアム・オッカム『任意討論集』清水哲郎・永嶋哲也訳: 725-776
ヨハネス・ブリダヌス『霊魂論問題集』渋谷克美訳: 777-848
アダム・デ・ヴォデハム『「命題集」第一巻第二講義』渋谷克美訳: 849-923

19. 山下正男 編訳監修『中世末期の言語・自然哲学』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」19 (東京: 平凡社, 1994). [615p]

総序 山下正男
ペトルス・ヒスパヌス『論理学論集』山下正男訳: 27-231
オートルクールのニコラウス『書簡集』井澤清訳: 233-246
パリ大学学芸学部『オッカム主義者たちのいくつかの誤謬の譴責に関する条例・オッカムに対する一三三九年の最初の条例』井澤清訳: 247-255
オートルクールのニコラウス『断罪箇条』井澤清訳: 257-273
ダキアのマルティヌス『表示の諸様態』上枝美典訳: 275-299
ダキアのボエティウス『最高善について』大野晃徳・八木雄二訳: 301-317
ダキアのボエティウス『表示の諸様態あるいはプリスキアヌス大文法学問題集』大野晃徳・八木雄二訳: 319-411
エルフルトのトマス『表示の諸様態あるいは思弁文法学について』加藤雅人訳: 413-450
ニコル・オレーム『質と運動の図形化』中村治訳: 451-605

20. 田口啓子 編訳監修『近世のスコラ学』上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」20 (東京: 平凡社, 2000). [1193p]

総序 田口啓子
カイエタヌス『名辞の類比について』箕輪秀二訳: 25-91
バルトロメ・デ・ラス・カサス『ペルーの財宝について』J. ヨンパルト訳: 94-110
バルトロメ・デ・ラス・カサス『インディアス評議会に提出した嘆願書』J. ヨンパルト訳: 111-116
フランシスコ・デ・ビトリア『国家権力についての特別講義』工藤佳枝訳: 117-159
フランシスコ・デ・ビトリア『最近発見されたインディオについての第一の特別講義』工藤佳枝訳: 161-269
フランシスコ・デ・ビトリア『インディオについての、または野蛮人に対するイスパニア人の戦争の法についての第二の特別講義』工藤佳枝訳: 271-335
ドミンゴ・デ・ソト『正義と法について』秋山学訳: 337-402
メルチョル・デ・カノ『神学的典拠について』秋山学訳: 403-430
ドミンゴ・バニェス『人間意志を効果的に動かす神の恩寵の援助と被造的自由意志の真にして正当なる調和に関する論考』竹島幸一訳: 431-492
フランシスコ・デ・トレド『アリストテレス霊魂論注解』中澤務・三浦洋訳: 493-530
ルイス・デ・モリナ『恩寵の賜物、神の予知、摂理、予定および劫罰と自由裁量との調和』別宮幸徳訳: 531-601
フアン・デ・マリアナ『王と王の教育について』秋山学・宮崎和夫訳: 603-643
ロベルト・ベラルミーノ『被造物の階梯による神への精神の飛翔』秋山学訳: 645-689
フランシスコ・スアレス『法律についての、そして立法者たる神についての論究』山辺建訳: 691-880
フランシスコ・スアレス『形而上学討論集』小川量子訳: 881-963
ガブリエル・バスケス『日本の倫理上の諸問題について』川村信三訳: 965-995
レオンハルト・レッシウス『神の完徳と徳性について』土屋睦廣訳: 997-1061
フアン・デ・ルーゴ『神への信仰の徳について』佐久間勤訳: 1063-1094
ヨハネス・ア・サンクト・トマ『論理学』八木雄二訳: 1095-1162

『中世思想史・総索引』K. リーゼンフーバー・上智大学中世思想研究所 編「中世思想原典集成」別巻 (東京: 平凡社, 2002). [687p]

クラウス・リーゼンフーバー「中世思想史」村井則夫訳: 7-238
中世思想原典集成総索引
 I 総目次
 II 著者別収録著作一覧
 III 監修者・訳者一覧
 IV 聖句引照索引(聖書/コーラン)
 V 人名・固有名索引
 VI 邦訳書名一覧

Augustine’s New sermons from Erfurt

2007年夏に Erfurt ‘Bibliotheca Amploniana’ で発見されたアウグスティヌスの説教について、ウェッブ上で読むことのできる記事には、Zentrum für Augustinus-Forschung での Neue Augustinus-Predigten in der Erfurter Universitätsbibliothek entdeckt、Roger Pearse による New sermons of St. Augustine found in the Erfurt ‘Bibliotheca Amploniana’、また、Benoît Grière による Sermons inédits de saint Augustin découverts à Erfurt がある。その主題はつぎのとおり。

  • Erfurt 1: De Perpetua and Felicitas
  • Erfurt 2: De elemosynis rerum spiritalium
  • Erfurt 3: De ministris rerum carnalim quod fit in sanctor
  • Erfurt 4: De elemosynis quae fiunt in omnes
  • Erfurt 5: De resurrectione mortuorum in natali marcellini martyris
  • Erfurt 6: In natali martyris Cypriani

ドイツ語対訳版とイタリア語対訳のテキストがすでに出版されている。また、いくつかの研究も公刊されているので、文献表を近日中にまとめてみよう。

追記 (31 Jan) 作成した文献表 PDF file を、Augustine にアップロードし、同じファイルを academia.edu の自分のページにもアップロードする。

Augustine’s Immortality of the Soul

Augustine, De immortalitate animaeについてさしあたって作成した文献表をアップロード。これではまだ充分でないので、修正、補訂をする必要がある。表記については、あとのことを考えてイタリック体を省略。

  • Texts and translations (chronological)
    1. Augustine: Concerning the teacher (De magistro) and On the immortality of the soul (De immortalitate animae), trans. G. G. Leckie (New York: Appleton-Century, 1938).
    2. FaCh 4
    3. Oeuvres de saint Augustin, vol. 5. Dialogues philosophiques, II. Dieu et l’âme: Soliloquia – De immortalitate animae – De quantitate animae, ed. and trans. P. de Labriolle (Paris: Desclée de Brouwer 1948).
    4. Aurelius Augustinus: Selbstgespräche über Gott und die Unsterblichkeit der Seele, trans. Hans-Peter Müller Harald Fuchs, Die Bibliothek der Alten Welt, Reihe Antike und Christentum 2 (Zürich-Stuttgart: Artemis, 1954).
    5. NBA 3
    6. De immortalitate animae of Augustine, ed. & trans. C. W. Wolfskeel (Amsterdam: B. R. Grüner, 1977).
    7. Michèle Pépin, Augustin d’Hippone: De immortalitate animae, Thèse de 3e cycle (Université de Paris, Paris, 1984). 408 p.
    8. Sancti Aureli Augustini Opera, ed. W. Hörmann, CSEL 89 (Wien 1986) 101-128.
    9. Saint Augustine, Soliloquies and Immortality of the Soul, trans. G. Watson (Warminster 1990).
    10. Saint Augustin, Les Confessions précédées de Dialogues philosophiques Œuvres, I, ed. L. Jerphagnon (Paris 1998): trans. S. Dupuy-Trudelle, 253-273.
    11. De immortalitate animae – L’immortalità dell’anima, Testo Latino-Italiano, ed. and trans. Giuseppe Balido (Napoli: Editrice Domenicana Italiana, 2010). 223 p.
  • Secondary literatures (alphabetical)
    1. Acworth, Richard, “Two Studies of St. Augustine’s Thought (2.) St. Augustine and the Teleological Argument for the Immortality of the Soul”, The Downside Review 75 (1957) 215-221.
    2. Balido, Giuseppe, “Sul de immortalitate animae di Agostino”, in: Gaetano di Palma, ed., Deum et animam scire cupio. Agostino alla ricerca de vero su Dio e l’uomo, Biblioteca teologica napoletana 30 (Napoli: Pontificia Facoltà Teologica dell’Italia meridionale, 2010) 141-162.
    3. Cutino, Michele, “Felicità terrena ed immortalità nell’Hertensius ciceroniano ed in Agostino”, Sileno 22 (1996) 69-80.
    4. De Capitani, Franco, “Platone, Plotino, Porfirio e S. Agostino sull’immortalità dell’anima intesa come vita (Phaed. 102a ss.; Enn. IV, 7, 11; .z. apud Nem.Em., De nat.hom. 3, ed. Dörrie, p. 58; De imm. IX, 16/De Trin. X, 7, 9)”, Rivista di Filosofia Neo-Scolastica 76 (1985) 230-244.
    5. Dörrie, Heinrich, Porphyrios’ “Symmikta Zetemata” Ihre Stellung in System und Geschichte des Neuplatonisumu nebst enem Kommentaru zu den Fragmenten (Münche 1959).
    6. Doucet, Dominique, “Soliloques II, 13, 23, et les magni philosophi”, Revue des études augustiniennes 39 (1993) 109-128.
    7. Drecoll, Volker Henning, “Immortalitate animae (De -)”, in: Augustinus-Lexikon 3 (Basel: Schwabe, 2004-10) 530-535.
    8. Du Roy, Olivier, L’intelligence de la foi en la Trinité selon saint Augustin: Genèse de sa théologie trinitaire jusqu’en 391 (Paris 1966).
    9. Flórez, Ramiro, “Muerte e inmortalidad en el pensamiento de San Agustín”, La Viudad de Dios 174 (1961) 449-482.
    10. Giovanni, Alberto di, Verità, parola, immortalità in sant’Agostino (Palermo, 1979).
    11. Madec, Goulven, “Le spiritualisme augustinien à la lumière du ‘De immortalitate animae’”, L’opera letteraria di Agostino tra Cassiciacum e Milano. Agostino nelle terre di Ambrogio (Palermo 1987) 179-190 = G. Madec, Petites Etudes Augustiniennes. Études Augustiniennes, série antiquité 142 (Paris 1994) 109-115.
    12. Mourant, John A., Augustine on Immortality, The Saint Augustine Lecture 1968 (Villanova 1969).
    13. Mourant, John A., “Remarks on the De Immortalitate Animae”, Augustinian Studies 2 (1971) 213-217.
    14. Nakagawa, Sumio. [中川純男『存在と知 アウグスティヌス研究』(東京, 2000)].
    15. O’Connell, Robert J., St. Augustine’s Early Theory of Man, A.D.386-391 (Cambridge, Ma. 1968).
    16. Paletta, John, “De ordo sapientiae: Augustine’s program for philosophical study in his early works”, Augustiniana 61 (2011) 55-74.
    17. Penaskovic, Richard, “An Analysis of St. Augustine’s ‘De Immortalitate Animae’”, Augustinian Studies 11 (1980) 167-176.
    18. Pépin, Jean, “Une nouvelle source de saint Augustin: le zêthma de Porphyre sur l’union de l’âme et du corps”, Revue des études anciennes 66 (1964) 53-107 = Ex platonicorum persona. Études sur les lectures philosophiques de saint Augustin (Amsterdam 1977) 213-267.
    19. Schneider, Rudolf, Seele und Sein: Ontologie bei Augustin und Aristoteles (Stuttgard 1957).
    20. Van Fleteren, Frederick, “Immortalitas”, in: Augustinus-Lexikon 3 (Basel: Schwabe, 2004-10) 525-529.
    21. Verbeke, Gérard, L’Évolution de la doctrine du pneuma du stoïcisme: Étude philosophique (Paris-Louvain 1945).
    22. Verbeke, Gérard, ‘Spiritualité et immortalité de l’âme chez saint Augustin’, Augustinus Magister 2 (Paris 1954) 329-334.
    23. Wolfskeel, Cornelia W., “Ist Augustin in De immortalitate animae von der gedankenwelt des Porhyrios beeinflusst worden?”, Vigiliae Christianae 26 (1972) 130-145.
    24. Wolfskeel, Cornelia W., “Augustin über die Weltseele in der Schrift—De immortalitate animae”, Theta-pi 1 (1972) 81-103.
    25. Zum Brunn, Emilie, “Le dilemme de l’être et du néant chez saint Augustin: des premiers dialogues aux ‘Confessions’”, Recherches Augustiniennes 6 (1969) 3-102.

Psychology and Augustine’s City of God

Boston College の Dr. Sarah Byers の論考の所在について教示される。これは、古代の魂論を考えるための手助けになると思う。それに、The Cambridge Critical Guide to the City of God にも気づいていなかったので、こちらの TOC を忘れぬように転載する。

  • Perception, Sensibility, and Moral Motivation in Augustine (CUP, 2012).
  • “The Psychology of Compassion: A Reading of City of God 9.5” in: The Cambridge Critical Guide to the City of God (CUP, 2012).
  • “Augustine and the Philosophers,” Blackwell Companion to Augustine, ed. M. Vessey (Blackwell, 2012).
  • “Life as ‘Self-Motion’: Descartes and the Aristotelians on the Soul as the Life of the Body,” Review of Metaphysics 59.4 (2006) 723-55.
  • “The Meaning of Voluntas in Augustine,” Augustinian Studies 37.2 (2006) 171-89.
  • “Augustine and the Cognitive Cause of Stoic ‘Preliminary Passions’ (Propatheiai),” Journal of the History of Philosophy XLI.4 (2003) 433-48.

Augustine’s City of God: A Critical Guide, ed. James Wetzel, Cambridge Critical Guides (Cambridge 2012). 277pages.

  • James Wetzel, ‘Introduction: a tangle of two cities’
  • 1. Mark Vessey, ‘The history of the book: Augustine’s City of God and post-Roman cultural memory’
  • 2. Paul Griffiths, ‘Secularity and the Saeculum’
  • 3. Peter Iver Kaufman, ‘Dystopia: Augustine’s city of Gaud’
  • 4. John Cavadini, ‘It’s a matter of worship: ideology and solidarity’
  • 5. Eric Gregory, ‘The politics of love’
  • 6. Margaret Miles, ‘From rape to resurrection: sin, sexual difference, and politics’
  • 7. Jennifer Herdt, ‘The theatre of the virtues: Augustine’s critique of Pagan mimesis’
  • 8. Sarah Byers, ‘The psychology of compassion: a reading of City of God 9.5’
  • 9. Nicholas Wolterstorff, ‘Augustine’s rejection of eudaimonism’
  • 10. James Wetzel, ‘Augustine on the origin of evil: myth and metaphysics’
  • 11. John Bowlin, ‘Hell and the dilemmas of intractable alienation’
  • 12. Barry David, ‘Divine providence and confession’
  • 13. John Rist, ‘On the nature and worth of Christian philosophy’
  • 14. Bonnie Kent, ‘Reinventing Augustine’s ethics: the afterlife of City of God’

Conference talk @ Seoul

韓国・ソウルの Presbyterian College and Theological Seminary で開かれた「アジア太平洋初期キリスト教研究学会 Asia-Pacific Early Christian Studies Society」第7回学会において、研究代表者の上村、分担者の佐藤がそれぞれ研究を発表しました。学会二日目 (July 6) の第3セッション Augustine において、出村和彦教授の司会のもとで行なった発表のタイトルは、以下の通りです。

  • N. Kamimura, “Augustine’s Interpretation of a Passage from Romans in His Early Works”.
  • M. Sato, “The Word and our Words: Augustine’s Understanding of Christ as Divine Word”.

APECSS 2012
APECSS 2012
二回目の韓国訪問でした。はじめて当地で開かれる APECSS ということで招聘元がたいへんに力を入れて準備を整えてくれ、快適な学会でした。セッションの発表においては、日本からの若手の発表についてあらかじめサポートし、なんとかはじめての国際学会発表をおこなうことができ、一安心でした。エクスカージョンで訪れた国立博物館の収蔵品はすばらしいものでした。また、カンファレンスディナーでは、伝統の宮廷料理の一旦をうかがうことができ、文化の伝統に強い印象を受けました。

Conference talk @ Waterloo

カナダ・ウォータールーのウィルフレッド・ローリエ大学で開かれた「カナダ教父学会 Canadian Society of Patristic Studies」年次集会において、研究代表者の上村が研究を発表しました。学会初日 (May 29) の第1セッション Pauline Commentators において、Dr. Paul Smith の司会のもとで行なった発表のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, “Augustine’s Evolving Commentaries on the Pauline Epistles”.

CSPS 2012
CSPS 2012
NAPS に参加したのち、Pauline と彼女の親友の3人でレヴァニーズ料理の店で会食し、その翌日にカナダに向かいました。すでに CSPS では多くの知り合いができたので、濃密な時間を過ごすことができました。Congress の期間中は大学内宿舎に泊まることが通例になっていて、そのかわりに街中を散策するということはなく、かえってのんびりとした時間を過ごすことができるのは得難い経験です。

Conference talk @ Chicago

アメリカ・シカゴの Holiday Inn Mart Plaza で開かれた「北米教父学会」年次集会において、研究代表者の上村が研究を発表しました。学会二日目 (May 25) の Session 24: Augustine and the Augustinian Tradition において、Prof. Hubertus Drobner の司会のもとで行なった発表のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, “Spiritual Exercises in Augustine’s Later Works,” North American Patristic Society 21st annual meeting, Holiday Inn Chicago Mart Plaza, Chicago, IL, USA: 24–26 May 2012.

NAPS 2012
NAPS 2012

FY 2011 GASR Outcomes

2011年度に基盤研究C「アウグスティヌスにおける聖書解釈の理論と実践」の成果として公刊した論考は次の通りです。

  • N. Kamimura, “Friendship and Shared Reading Experiences in Augustine”, Patristica, supplementary volume 3 (Tokyo: Japanese Society for Patristics Studies, 2011) 69–83.
  • 佐藤真基子「アウグスティヌス『告白』第10巻における自己欺瞞の理解」『中世思想研究』53(中世哲学会, 2011)59–75.

FY 2011 GASR Outcomes

2011年度に科学研究費補助金・基盤研究 C「転換期における「貧困」に関するアウグスティヌスの洞察と実践の研究 Augustine’s Understanding and Practice of Poverty in an Era of Crisis」の成果として公刊した論考は以下の通りです。

  • 出村和彦『アウグスティヌスの「心」の哲学:序説』岡山大学文学部研究叢書 33、岡山大学文学部、2011年、193頁.
  • 研究報告書
  • 研究報告書別冊に所収の、アレン-モーガン『「貧困」についてのアウグスティヌスの洞察』翻訳