Conference talk @ Regina

NAPS にひきつづいてサスカチュワンのレジャイナでひらかれた CSPS に参加し、昨年に引き続いてテルトゥリアヌスの医療思想についての研究を発表しました。発表タイトルはつぎのとおりです。

  • N. Kamimura, “Tertullian’s Way of Approaching to Medicine and the Health of Human Soul,” Annual Meeting of the Canadian Society of Patristic Studies, University of Regina, Regina, Saskatchewan, 27–29 May 2018.

2018 CSPS
2018 CSPS
レジャイナは、CSPS に参加するたびに親しくしている Bob のホームグラウンドで今回は諸々お世話になりました。レジャイナに向かう途上では、Bronwen と一緒にトロント経由でトランジットの長い時間をともにして、研究テーマについて、また進行中のプロジェクトについて、十分に議論することができました。

Conference talk @ Calgary

カナダ・アルバータ州のカルガリー大学で開かれた「カナダ教父学会」年次集会 (29-31 May) において、研究成果を発表しました。学会最終日 (May 31) Session 7 において、Prof. Lincoln Blumell の司会のもとで話した論文のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, ‘Augustine’s Friendship and the Shared Vision: The Correspondence between Augustine, Flavius Marcellinus, and Volusianus,’ Annual Meeting of the Canadian Society of Patristic Studies, University of Calgary, Calgary, Alberta: 29–31 May 2016.

CSPS 2016
CSPS 2016

学会直前に事務局からの連絡で、キャンパス内宿舎が州北部の大規模火災からの避難民に提供されるため、市内のホテルに移ってくださいということで、どうなるのかと思いましたが、至極快適なホテル滞在でした。思い返せばカナダに来るといつも大学内のドミトリーに泊まるので、市内を歩き回るのは数年ぶりでした。コンパクトなカルガリー市街はきれいなところでした。帰国前日にはいったチェーンではないコンビニエンスストアでは、10年以上前に日本に滞在していた店主と珍妙な問答を楽しみ、あとからはいってきたカナダ人から怪訝な目で見られました。
当の発表自体は、話しの筋についてもう少しインパクトを示す工夫が必要だと思いました。また、状況説明についてもうすこし明快な導入も必要でした。よって反省材料が多い発表でした。また、2009年といえば、いまから7年前になりますが、その年にフィラデルフィアの学会の同じセッションで発表した研究者と再会しました。博士号を取得したあとのキャリアに苦労しているようで、北米アカデミアの競争の激しさをあらためて思い知らされました。

Conference talk @ St Catherines

カナダ・セントキャサリンズの Brock University で開かれた「カナダ教父学会」年次集会 (24-26 May) において、研究成果を発表しました。学会2日目 (May 25) のセッション 7 Group Identity in Late Antiquity において、Prof. Steven Muir (Concordia University College of Alberta) の司会のもとで話した論文のタイトルは、以下の通りです。

  • N. Kamimura, ‘The Conflict and the Applicability of the Christian and/or Pagan Identities in the Letters of Augustine’, Annual Meeting of the Canadian Society of Patristic Studies, Brock University, St Catharines, Ont.: 24–26 May 2014.

CSPS 2014
CSPS 2014

例年、Congress of the Humanities and Social Sciences の傘のもとで開かれる「カナダ教父学会」の年次集会ですが、なぜか今年は直前の NAPS と重なってしまい(2010年にモントリオールで開かれたこの学会に参加して以来はじめての経験です)、初日のプログラムに参加することができませんでした。年次集会がオタワで開かれる来年は、オクスフォード国際教父学会が開かれるため通例 NAPS が行われないので、全日参加することができるでしょう。

追記:その後の研究プロジェクトの展開と修正によって、オタワでの CSPS には参加しないことに決めました。残念ですが、2016年にカルガリーで開かれる研究集会には参加したいと考えています。

Conference talk @ Victoria

カナダ・ビクトリアのビクトリア大学で開かれた「カナダ教父学会 Canadian Society of Patristic Studies」年次集会において、研究代表者の上村が研究を発表しました。学会三日目 (June 5) の第9セッション Latin Fathers において、Dr. Ariane Magny の司会のもとで行なった発表のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, ‘Augustine’s understanding of the soul, the immortality, and the discipline in De immortalitate animae’, Annual meeting of the Canadian Society of Patristic Studies, University of Victoria, Victoria, BC: 4-6 June 2013.

CSPS 2013
CSPS 2013
今回はなぜか Canadian Congress の日程が後ろに移動、NAPS がおわってから10日空いてしまい、授業を3回続けて休講にするわけにもいかなかったので、NAPS 終了後いったん日本に戻って、再度カナダ西海岸に飛ぶという日程、友人との会話のあいだに hectic と言われて、呆れられました。バンクーバ到着後、ヴィクトリアにはフェリーで渡ってから大学到着、美しいキャンパスでした。短かったとはいえ、この大きさのフェリーに乗っての船旅ははじめての経験でした。

Conference talk @ Waterloo

カナダ・ウォータールーのウィルフレッド・ローリエ大学で開かれた「カナダ教父学会 Canadian Society of Patristic Studies」年次集会において、研究代表者の上村が研究を発表しました。学会初日 (May 29) の第1セッション Pauline Commentators において、Dr. Paul Smith の司会のもとで行なった発表のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, “Augustine’s Evolving Commentaries on the Pauline Epistles”.

CSPS 2012
CSPS 2012
NAPS に参加したのち、Pauline と彼女の親友の3人でレヴァニーズ料理の店で会食し、その翌日にカナダに向かいました。すでに CSPS では多くの知り合いができたので、濃密な時間を過ごすことができました。Congress の期間中は大学内宿舎に泊まることが通例になっていて、そのかわりに街中を散策するということはなく、かえってのんびりとした時間を過ごすことができるのは得難い経験です。

Conference talk @ Fredericton

カナダ・フレデリクトンの聖トマス大学で開かれた「カナダ教父学会 Canadian Society of Patristic Studies」年次集会において、研究代表者の上村が研究を発表しました。学会二日目 (May 31) の第5セッション Augustine において、Dr. Geoffrey Dunn の司会のもとで行なった発表のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, ‘The Exegesis of Genesis in the Early Works of Augustine’, Annual meeting of the Canadian Society of Patristic Studies, St. Thomas University, Fredericton, N.B.: 31 May-2 June 2011.

CSPS 2011
CSPS 2011
昨年秋に申請した新しい科研費プロジェクト「アウグスティヌスにおける聖書解釈の理論と実践」が無事採択されたので、計画にしたがって1回目の研究発表のため、CSPS に参加しました。今年はオクスフォード・イヤーなので NAPS が開催されず、日本からカナダの東端ニューブランズウィック州まで直行する旅程は大変でしたが、キャンパスは美しく、学会での討論も実りあるものになりました。

Conference talk @ Montreal

カナダ・モントリオールのコンコルディア大学で開かれた「カナダ教父学会」年次集会において、研究分担者として発表をおこないまいした。学会初日午前 (May 30) のセッション 2: Augustine において行なった発表のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, ‘Spiritual Exercises in the Sermons of Augustine’, Annual meeting of the Canadian Society of Patristic Studies, Concordia University, Montréal, Qué.: 30 May-1 June 2010.

はじめて NAPS に参加した後はシカゴから移動して、これまたはじめての CSPS における発表。とはいえ、すでに APECSS やオーストラリアで旧知の人々も参加しており、諸々議論。アウグスティヌス研究者として著名な研究者ともはじめて実際に会い、交流をすすめることができたのはよい経験になりました。NAPS とはちがってコンパクトサイズの学会、ただし、CSPS 自体がカナダの人文社会系の学会があつまった Congress のもとでひらかれるため、お祭りのような感じでした。友人がテディ・ベアのぬいぐるみを買うのにつき合って,街を散策。何でも,学会でおとずれるたびに世界各地のテディ・ベアをもとめているそうで,頻繁に海外で発表しているので,かなりのコレクションになっているのでは。学会がおわってからは、Charles, Pamela, Bronwen, Geoff と一緒にレストランで会食、歓談、これもまたよい想い出になるでしょう。