「環太平洋西岸教父学会」第2回国際研究集会としても開催された Prayer and Spirituality in the Early Church 4th Conference に参加を申しこみ、はじめての「海外」学会に参加する。
発表は反応よく、うまくいったのではないかと思う。ただし、プログラムのなかで一番最後になっただけでなく、パラレルセッションの発表が前のキャンセル枠へ移動したので、Plenary session のまえにもかかわらず、全員が部屋に集まってきて何ごとぞと大変緊張した。
- N. Kamimura, ‘Augustine on the Friendship and the Ascent Towards God’, Prayer and Spirituality in the Early Church 4th Conference, Australian Catholic University, Melbourne, QLD: 6–9 July 2005.
あいかわらず発表後の質疑応答と学会のあいだのコミュニケーションに四苦八苦。日本からの参加者が多いのは助けになって気が楽だが、参加者のひとりから、あなたは喋るのはへただが、発表の英語は大変立派ですね、と言われて応答に窮した。訓練を重ねる必要性大。
投稿が決定していた論文の査読者 Prof. Allan Fitzgerald とはじめて会い、貴重な刺激を受けた。宿舎の Ormond College は快適、居室は大学時代の学生寮によく似た作りでなつかしくなった。朝食のメニューが充実していて、毎日ともなれば飽きるかもしれないけれども、農業国だけに食材が新鮮だと感じた。メルボルン市街もトラムに乗って自在に移動、市内をもろもろ歩きまわった。たまたま入ったレストランでギリシャ料理を堪能し、あとで聞いたところではギリシャ国外では最大のギリシャ人コミュニティーがここメルボルンにあるということで,なるほど一画はそういった所以からかと了解。はじめての海外を堪能できたことは記憶に残ると思う。