Conference talk @ APECSS 2017 Melbourne

今回で11回目となった APECSS (Asia-Pacific Early Christian Studies) Conference に参加するためメルボルンに赴きました。学会テーマは、Responses to Conflict in Early Christianity、学会二日目のセッション 1B において研究成果を発表しました。論文タイトルは、つぎのとおりです。

  • Naoki Kamimura, “Tertullian’s Understanding of Sacred Places and the Differentiation of Christians from Pagans”.

滞在したホテルからの眺め〔滞在したホテルからの眺め〕

22日夕方からの学会にさきだって、昨年からはじまった研究プロジェクトの打ち合わせが行なわれたので、学会会場と通りをはさんで向かいのビルに空港から直接向かいました。古代末期に向かう時代のなかでユートピア概念の変遷を検討するこのプロジェクトにおいては、ヒエロニムスのテクスト群を考察するという役割を果たすことを求められているので、その点についての現段階での簡単な報告をしました。ヒエロニムスの分析の一端は、来年の ASCS Conference において試みるつもりです。

発表については、想定された質問がでたので、それに答えることになったのですが、いつも注意すべきであって今回できなかったのは、質問に答えすぎたというか、シンプルに質問に答えることができなかったということです。限られた質疑の時間のなかで説明過多にならず、相手の論点をさらに引きだす、また他の人からの質問を促すかたちでの簡潔な答えを述べるにとどめることの大切さをあらためて実感しました。

木曜日の夜に羽田を発ち、金曜・土曜・日曜の学会の後に、月曜の朝メルボルンを出国、夕方成田到着、夜に自宅到着という慌ただしいスケジュールでした。久しぶりにオーストラリアの友人たちと出会って、カンファレンス・ディナーをふくめて、いろいろと話し合うことができたのは大きな刺激となりました。少しづつとはいえ、APECSS に日本から新たに参加する人たちが出てきているのは嬉しいことです。