2011年3月3日に、オーストラリア・ブリスベンの ACU CECS において、オーストラリアの研究チームとの共同セミナー Joint Japanese-Australian Seminar on Crisis in Late Antiquity を開き、科研費の成果として発表をおこないました。セミナーにおける発表のタイトルはつぎのとおりです。
- K. Demura, ‘Augustine’s heart-centered anthropology and the psychological reconfiguration of the community dealing with poverty’.
- N. Kamimura, ‘Augustine’s Spiritualisation of the Poor in an Era of Crisis’.
- P. Allen, ‘Crisis in the letters versus the Hymns of Severus of Antioch’.
- B. Neil, ‘Crisis in the Libri Pontificales of Rome and Ravenna’.
私の発表は、すでに発表をすることが決まっている 2019 International Medieval Congress @ Leeds の前哨戦というかたちで、貧困に関するアウグスティヌスの言説の基本動向をまとめたかたちになりました。科研費プロジェクトも最終年度にはいるので、これまでの成果をまとめるための準備にとりかからなくてはなりません。