Conference talk in September 2023

  • (9 September 2023) Naoki Kamimura, ‘The healing imagery and its function in Roman North Africa,’ paper given at the APECSS 13th Annual Conference ‘Pluralistic Contexts in Early Christianity,’ Trinity Theological College, Singapore, 7–9 September 2023.

2023 APECSS TTC

For the first time in three years and nine months, I attended a conference abroad: the 13th annual conference of the Asia-Pacific Early Christian Studies Society, postponed from 2020, was held at the Trinity Theological College in Singapore, and I visited Singapore for the first time, albeit for only three days. I spent very fruitful days there, not only catching up with old friends I hadn’t seen in a long time, but also having stimulating exchanges with new participants.

2023 APECSS Marina Bay
2023 APECSS near Boat Quay
2023 APECSS Jewel @ Changi Airport

Conference talk @ Pingtung Taiwan

臺灣・屏東の国立屏東大学において開かれた第10回 International Conference of the Taiwan Association of Classical, Medieval and Renaissance Studies = TACMARS (21-22 October) において、研究成果を発表しました。学会2日目のセッションにおいて話した論文のタイトルは、つぎの通りです。

  • N. Kamimura, ‘Augustine on Friendship: Some Remarks on the Letters with Christian and Pagan Intellectuals,’ 10th International Conference of the Taiwan Association of Classical, Medieval and Renaissance Studies, National Pingtung University, Pingtung, Taiwan: 21–22 October 2016.

TACMARS 2016
TACMARS 2016

近いにもかかわらず、これまで訪ねたことがなかった臺灣での学会にはじめて参加しました。羽田からは大変便利、臺北松山空港まで3時間程度、そこから市内に移動、高速鐵路で高雄まで到達(車両は話に聞いていたように日本の新幹線)。そのあとは特急で屏東に到着。10月下旬とはいえ、臺灣南部だけに街中を歩いているだけで汗ばむほどでした。学会での発表は、古代末期については西洋古典学の領域からの発表が主体で、教父を扱った発表はほかにありませんでした。とはいえ、充分に考えるべき質問をもらえたので幸運でした。
 屏東のまちなみは、大学周りの整然とした光景と、それ以外の雑然とし、商店が軒を並べた活気あるたたずまいが対照的でした。夜は、町中を散策し、あてずっぽうにたどりついた夜店にて、中国語をまったく解さないにもかかわらず、メニューの写真をたよりに注文した香辛料のよく効いた料理を堪能しました。また、大学の学生スタッフがたいへん丁寧に応対してくれたことが印象に残りました。

Conference talk @ Seoul

韓国・ソウルの Presbyterian College and Theological Seminary で開かれた「アジア太平洋初期キリスト教研究学会 Asia-Pacific Early Christian Studies Society」第7回学会において、研究代表者の上村、分担者の佐藤がそれぞれ研究を発表しました。学会二日目 (July 6) の第3セッション Augustine において、出村和彦教授の司会のもとで行なった発表のタイトルは、以下の通りです。

  • N. Kamimura, “Augustine’s Interpretation of a Passage from Romans in His Early Works”.
  • M. Sato, “The Word and our Words: Augustine’s Understanding of Christ as Divine Word”.

APECSS 2012
APECSS 2012
二回目の韓国訪問でした。はじめて当地で開かれる APECSS ということで招聘元がたいへんに力を入れて準備を整えてくれ、快適な学会でした。セッションの発表においては、日本からの若手の発表についてあらかじめサポートし、なんとかはじめての国際学会発表をおこなうことができ、一安心でした。エクスカージョンで訪れた国立博物館の収蔵品はすばらしいものでした。また、カンファレンスディナーでは、伝統の宮廷料理の一旦をうかがうことができ、文化の伝統に強い印象を受けました。

Conference talk @ Seoul

韓国ソウルの Presbyterian College and Theological Seminary で開かれた「第1回韓国教父学会国際研究集会」において、科研プロジェクトに関連して、研究を発表しました。学会初日 (March 19) の夜のセッション Early Church I: Ambrose and Augustine において、Dr. Sung Chul GONG (Daejeon Theological Seminary) の司会のもとで行なった発表のタイトルは、以下の通りです。

  • At the the First international conference of the Patristic Society in Korea, in conjunction with the annual joint conference of the Korea Church History Society and the Korea Historical-Theological Society, Presbyterian College and Theological Seminary, Seoul: 19–20 March 2010:
  • K. Demura, ‘Christian Ethics of St. Augustine on Poverty’.
  • N. Kamimura, ‘The Use of the Poor and Poverty in Augustine’s City of God’.

はじめてお隣の国を訪問、ハングルはまったく読めないままでしたが、羽田から金浦、さらに市内へのアクセスは良好でした。発表のまえに日本を経由する Pauline と土橋夫妻を自宅に招いて会食、そのあとソウルへと向かったのですが、当日のプログラムの遅れで発表時間が削られてしまったのは残念でした。発表とプロジェクトにかかわる重要な論点 (Cf. J. Burnaby, Amor Dei) を発表後に Pauline と論じ、その点で大きな収穫があったのはさいわいでした。