Seminar talk @ Brisbane

オーストラリア・ブリスベンのオーストラリアカトリック大学初期キリスト教研究センターにおいて開かれた研究所年次集会 Annual Meeting of the Centre for Early Christian Studies, Australian Catholic University において、研究代表者の上村が今年度 (2011) からはじまった科研費プロジェクト「アウグスティヌスにおける聖書解釈の理論と実践」の詳細を説明する以下の発表を行なうとともに、海外研究協力者 Pauline Allen 教授、また集会に参加した研究所メンバーと意見の交換を行ないました。

  • N. Kamimura, “Augustine’s Early Commentaries on the Pauline’s Epistles: Outline of the 2011-2013 Grants-in-Aid for Scientific Research Project”, Australian Catholic University, Brisbane, QLD: 2 March 2012.

ACU はオーストラリア国内にキャンパスが分散しているので,このミーティングは毎年1回の顔合わせの意味もあって,今回は16名(国外はアメリカと日本から計3名)が参加し,現在取り組んでいるプロジェクトについて報告がおこなわれました。また、進行中の研究協力、APECSS の活動状況,Prayer and Spirituality (The Early Christian Centuries conference, after 2013) の計画についてもレポートが読み上げられました。

Conference talk @ Fukuoka

九州福岡市の西南学院大学で開かれた「中世哲学会」において、研究分担者の佐藤が研究を発表しました。学会初日 (November 5) に行なった発表のタイトルは、以下の通りです。

  • 佐藤真基子「言葉と救い─アウグスティヌスにおけるキリスト理解の形成についての考察─」

Conference talk @ Oxford ICSP

英国オックスフォードのオックスフォード大学で開かれた「第16回国際教父学研究集会 16th International Conference of Patristic Studies」において、研究代表者として研究発表を行ないました。学会初日の午前 (Aug 9) に、Prof. Karla Pollmann の司会のもとで行なった発表のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, ‘The Significance of the Sortes in Augustine’, 16th International Conference on Patristic Studies, Oxford University, Oxford: 8-12 August 2011.

ICPS 2011
ICPS 2011
前回に引き続いて参加した ICPS では、おなじく Christ Church に宿泊しましたが、場所は違って Meadow Building でした。古めかしい尖塔の3階、広さは2部屋もあって十分でしたが、部屋の床が緩やかに傾いていました。APECSS の Social Gathering が学会の最中にひらかれて、皆と旧交を暖めたのもよい想い出になりました。
肝心の発表は、論の焦点を上手く絞ることができたので質問も出てきましたし、テーマである sortes についてすでにこの領域の先達である Prof. William Klingshirn が発表の場にいて、発表後に質問を受け、また議論をおこなうことができました。

Conference talk @ Fredericton

カナダ・フレデリクトンの聖トマス大学で開かれた「カナダ教父学会 Canadian Society of Patristic Studies」年次集会において、研究代表者の上村が研究を発表しました。学会二日目 (May 31) の第5セッション Augustine において、Dr. Geoffrey Dunn の司会のもとで行なった発表のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, ‘The Exegesis of Genesis in the Early Works of Augustine’, Annual meeting of the Canadian Society of Patristic Studies, St. Thomas University, Fredericton, N.B.: 31 May-2 June 2011.

CSPS 2011
CSPS 2011
昨年秋に申請した新しい科研費プロジェクト「アウグスティヌスにおける聖書解釈の理論と実践」が無事採択されたので、計画にしたがって1回目の研究発表のため、CSPS に参加しました。今年はオクスフォード・イヤーなので NAPS が開催されず、日本からカナダの東端ニューブランズウィック州まで直行する旅程は大変でしたが、キャンパスは美しく、学会での討論も実りあるものになりました。