Conference talk @ Hiroo, Tokyo

教父研究会で告知された「環太平洋西岸教父学会」第1回国際研究集会 Western Pacific Rim Patristic Society Inaugural Conference が、国際学会にもかかわらず、さいわいに国内開催だったので参加申し込み,右も左も分からないなか国際学会にはじめて参加する。
いまだ検討中だったが、論の骨格がある程度できあがっていたので、また学会テーマ Patristic Exegesis and Hermeneutics にあわせて、De genesi contra Manichaeos を中心に論ずるテーマで発表:

  • N. Kamimura, ‘Augustine’s First Exegesis and the Divisions of Spiritual Life’, Western Pacific Rim Patristic Society Inaugural Conference, University of the Sacred Heart, Tokyo: 25–26 September 2004.

はじめての経験ばかりで質疑応答に苦労、学会のあいだのコミュニケーションにも四苦八苦の状態。とはいえ、時間をかけて準備したので、発表自体はまあ上手くいったと思う。学会後の Cultural excursion で Prof. Kannengiesser やオーストラリアからの参加者とともに歌舞伎鑑賞の機会をもてたのはよい想い出。
追記:はじめて会った参加者 (Dr. Bronwen Neil) から発表後にさそわれ雑誌の投稿に挑戦し、僥倖だったといえようか、投稿した論文が掲載されることになった。その後の査読者 (Prof. Allan Fitzgerald) による懇切丁寧な指示のもと徹底的に論述を見直すとともに、英語表現について赤を一杯いれられたのは貴重な経験になった。

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このブログでは、初期キリスト教思想や教父学に関する研究文献、関連する学会の情報、また、参加した学会についての感想などを順次発信していきたいと考えています。