アメリカ・シカゴの Hyatt Regency Chicago で開かれた NAPS において、研究成果を発表しました。学会二日目 (May 27) 夕方のセッション7C Landscapes: Context and Representation, III において発表した論文タイトルは、つぎのとおりです。
- N. Kamimura, ‘Jerusalem and the Landscape of Sacred Geography in the Sermons of Augustine,’ North American Patristic Society 2016 Annual Meeting, Hyatt Regency Chicago, Chicago, Ill.: 26–28 May 2016
今回の発表では、申請予定のプロジェクトのテーマ (Utopia 論)を念頭におき、そのための準備作業として、アウグスティヌスの「説教」における utopia としてのイエルサレムについてアウグスティヌスが言及したテクストの分析をすすめました。発表後の質疑応答にとどまらず、その後の休憩時間での友人の紹介で知り合った研究者からのコメント (Mariology との連関) がこの学会での最大の成果でした。このテーマについては、継続して検討してゆく予定です。