アイオワの University of Iowa で開かれた Shifting Frontiers in Late Antiquity XI において、研究成果を発表しました。研究集会の最終日 29 March において発表した論文のタイトルは、つぎのとおりです。
- N. Kamimura, ‘Augustine’s Spiritualisation of Almsgiving and its Relation to the View of Society,’ Shifting Frontiers in Late Antiquity XI, University of Iowa, Iowa City, IA: 26–29 March 2015.
これまではもっぱら教父学、初期キリスト教研究を中心とする研究集会に参加してきましたが、はじめて北米での学際的な学会に参加し、歴史、文学をふくめさまざまな視点から交錯する発表を聞き、討論に参加する機会を得ることができました。今回は質疑応答に積極的に加わることの難しさも経験しました。哲学的な観点からすすめられる議論についてはコメントすることができても、それ以外の場面では自在に自分の意見を呈示することはできず、もどかしい思いを味わいました。とはいえ、この学会における討論は極めて刺激的であって、次回にはイエールで開催される研究集会への参加を(学会テーマ次第ですが)検討してみたいと思います。