ロシア・サンクトペテルブルクのサンクトペテルブルク・ロシア国立航空宇宙装備技術大学で開かれた APECSS 第10回研究集会 (Conference Theme: Survival of Early Christian Traditions, from 9–11 September) において、研究成果を発表しました。学会2日目 (10 September) のセッション 6 において話した論文のタイトルは、以下の通りです。
- N. Kamimura, ‘The Provisional Reception of Patristic Authors in 16th-Century Japan,’ APECSS 10th Annual Conference “Survival of Early Christian Traditions”, State University of Aerospace Instrumentation, St Petersburg, Russia: 9–11 September 2016.
パリを経由しての、はじめてのロシア訪問でした。サンクトペテルブルクの街はうつくしく、観光シーズンの最後の時期になっていたのですが、さほど寒くもなく、宿舎から大学への道程もまた街中の散策も快適でした。ただし、この街のドライバーは市内でも全力疾走で、それが驚きでした。
学会開催に尽力した方々、とくに Basil と Xenia に感謝。カンファレンスディナーではすばらしいグルジアの料理を秘密の場所で、再会した Claudia, Jenna との会話を楽しみながら堪能しました。日本から参加した人々と入ったレストランでのお通しがウォッカだったのにはお国柄を感じました。
肝心の発表においては、聞き手にとって文化的におそらく馴染みのない出来事について前提から説明をしながら、いかに論証を展開するのか、あたらしいタイプのトピックを扱ったので準備の段階から大変でしたが、刺激的な経験を積むことができました。