Conference talk @ Iowa

アイオワの University of Iowa で開かれた Shifting Frontiers in Late Antiquity XI において、研究成果を発表しました。研究集会の最終日 29 March において発表した論文のタイトルは、つぎのとおりです。

  • N. Kamimura, ‘Augustine’s Spiritualisation of Almsgiving and its Relation to the View of Society,’ Shifting Frontiers in Late Antiquity XI, University of Iowa, Iowa City, IA: 26–29 March 2015.

2015 SFLA
2015 SFLA

これまではもっぱら教父学、初期キリスト教研究を中心とする研究集会に参加してきましたが、はじめて北米での学際的な学会に参加し、歴史、文学をふくめさまざまな視点から交錯する発表を聞き、討論に参加する機会を得ることができました。今回は質疑応答に積極的に加わることの難しさも経験しました。哲学的な観点からすすめられる議論についてはコメントすることができても、それ以外の場面では自在に自分の意見を呈示することはできず、もどかしい思いを味わいました。とはいえ、この学会における討論は極めて刺激的であって、次回にはイエールで開催される研究集会への参加を(学会テーマ次第ですが)検討してみたいと思います。

Conference talk @ Brisbane

ブリスベンの Centre for Early Christian Studies: Australian Catholic University で開かれた研究集会 Agency and Power in Early Christian Social and Church Issues (6-7 March 2015) において、研究成果を発表しました。研究集会の初日のセッションにおいて発表した論文のタイトルは、つぎの通りです。

  • N. Kamimura, ‘Augustine’s Psychological Configuration of Almsgiving and its Correlation with the View of Society,’ Annual meeting of the Centre for Early Christian Studies ‘Agency and Power in Early Christian Social and Church Issues,’ Australian Catholic University, Brisbane, QLD: 6–7 March 2015.

ACU 2015
ACU 2015

研究集会の第2日目のセッション終了後には、Prof. Allen からの発表へのコメントと意見交換を通して、次年度に検討すべき課題について考察を深めることができました。また、今回の研究発表は、20日後に Iowa で行なう発表の予行演習でしたが、同時に2009年から3箇年で実施した科研プロジェクトの成果を再考するものでした。一旦は離れてしまった研究テーマでしたが、継続して考察する必要についてあらためて気づくことになりました。