アメリカ・シカゴの Holiday Inn Mart Plaza で開かれた「北米教父学会」年次集会において、研究代表者の上村が研究を発表しました。学会二日目 (May 24) のセッション Speaking in tongues: the use of dramatis personae in the writings of the fathers において、Prof. Scot Douglass の司会のもとで行なった発表のタイトルは、以下の通りです。
- N. Kamimura, ‘What Augustine Suggested: The Dramatis Personae of the Cassiacum Dialogues’, North American Patristic Society 22nd annual meeting, Holiday Inn Chicago Mart Plaza, Chicago, Ill.: 23-25 May 2013.
これまでに参加した NAPS での発表と今回の発表が異なるのは,特定のテーマによって組まれたセッションにはじめて参加したことです。NAPS の場合は,申し込みの段階でセッション・テーマと発表者まで決めて申請するパタンとテーマのみ決めて発表者を公募するパタンがあって,今回は後者のセッションに申し込み受理されました。自由に自分が論じたいテーマを決めて発表を申し込むのとちがって、テーマが制限されますが,こうした機会を活かして自分の問題関心を接続し拡大する手立てとして学会を利用するということも必要だろうと思った次第です。そうした刺激によって、固まりがちな自分の研究の枠組みを壊すためにも、今後もセッションに積極的に参加してみたいと考えています。