オーストラリア・メルボルンの ACU St Patrick’s Campus で開かれた「初期キリスト教学会 Early Christian Centuries」第1回学会 (3-5 October 2013) において、研究代表者の上村、分担者の佐藤がそれぞれ研究を発表しました。学会初日 (October 3) の 1Bセッション “Patristic Exegesis on the Creation of Male and Female” において、Doru Costache博士の司会のもとで、佐藤が発表し、学会第2日 (October 4) の 4Bセッション “Hagiography: The Ascetic Life in Text” において、Malcolm Choat博士の司会のもとで、上村が発表を行ないました。それぞれの発表タイトルは、以下の通りです。
- M. Sato, “The role of Eve in salvation in Augustine’s interpretation of Genesis chapter 2”.
- N. Kamimura, “Augustine’s quest for perfection and the encounter with Vita Antonii”.
久しぶりのメルボルン訪問。今回は学会(これまでの名称 Prayer and Spirituality in the Early Church から変更)にさきだって、研究所のメンバーと相互にプロジェクトの進捗状況等について打ち合わせ、学会初日は、St. Paul’s Cathedral において、Mozart’s Requiem Concernt。カンファレンスディナーは、メルボルンクラブ、あいかわらず豪奢な雰囲気。旅程上出発までの時間があったのでスーツケースを引きずりながら Melbourne Zoo をたずねて、はじめて南半球固有の動物たちに会いました。
あまり陽気がよくなかったせいか、活動的な動物はミーアキャットのみで、カンガルーは横たわったまま。飼育されているわけではない、園内を歩いていたカモの親子連れの行列のヒナにちょっかいをだそうとした男の子が、なんどもトライ、さきに行っているお父さんにくりかえし呼び戻され、最後はカモの親にギャアと威嚇されると同時に、「クリスチャン!!!」と怒鳴られて、かわいそうな顛末。それから、はじめてクジャクが羽を広げているさまを後ろから眺めて、裏側の仕組みに納得。