英国リーズのリーズ大学 Weetwood Hall で開かれた「第18回国際中世会議 IMC」において、研究分担者として発表をおこないました。学会2日目朝 (July 12) のセッション 517: Poverty and Wealth in Late Antique Christianity, I において、Prof. John Martyn の司会のもとで行なった発表のタイトルは、つぎのとおり:
- N. Kamimura, ‘Augustine’s Spiritualisation of the Poor in an Era of Crisis’, 18th International Medieval Congress, Weetwood Hall, The University of Leeds, Leeds: 10-14 July 2011.
中世関連では、米国の通称カラマズーとならぶ巨大学会である IMC にはじめて参加しました。大会の組織運営は効率良く、学会内でのイベント諸々を楽しむことができました。また、日本からの参加者との交流もあって、福井からお出でになった岩熊氏とは、夕方芝生の上で談笑しながら、ビールを楽しみました。別の日にはギリシャからの参加者 Fotis とも意気投合し、夜遅くまで建物のなかのビリヤードルームで延々とビールを飲みながら議論しました。
昨今の大学改革の波は、英国でも変わりなく、リーズのこの美しい郊外のキャンパスも再来年には閉めてしまうそうで、その後の IMC は市内のキャンパスで開かれることがすでに決まっているとのこと、アクセスは良くなるのでしょうが、自然豊かな環境のなかでの交流の機会が失われてしまうのは残念です。