Conference talk @ Radnor

2ヶ月続きで学会発表、ヴィラノヴァ大学カンファレンス・センターで開かれた第34回「国際教父・中世・ルネサンス学会」に2年ぶりに参加するため、フィラデルフィアへの旅。前回の反省を踏まえ、空港からタクシーを使って宿舎に直行。科研分担者として、Prof. Allan Fitzgerald の司会のもとで学会2日目 (October 17) におこなった発表タイトルはつぎのとおり:

  • N. Kamimura, ‘Christianae vitae otium in Augustine’s De academicis’, 34th International Patristic, Medieval, and Renaissance Studies conference, Villanova Conference Center, Radnor, Pa.: 16-18 October 2009.

むかし読んだ G. Folliet の deificari in otio 論文に触発され、初期著作における問題の展開を検討するためにまずは Contra Academicos から考察した成果を発表した。その問題とは、人間の完成というギリシア・ローマにおいて一貫して古代人が問うことになった課題を、閑暇の思想という観点から考えるだけでなく、deification–divination という東西のキリスト教の相違の一つにつながるテーマから検討することだと考えている。
国際学会にも慣れてきたこともあって、前回よりは諸々参加者とコミュニケーションが成立。セッションで一緒になった若手のポスドクから北米の研究事情についてはなしを聞くことができた。熱心に聞きいって質問したりしたのだが、一方でここヴィラノヴァを普通のアメリカと思うのは間違いともいわれたのは、たしかにその通り。